初めまして。2021年10月1日付で「おおぶ小児科」を開院することになりました大部敬三と申します。

　これまで「いとう小児科」として、皆さまの信頼を一心に受け、地域の子どもたちの医療、成育に貢献してこられた伊藤雄平先生より、今年6月体調不良のため、今後の診療継続が難しくなられたとの知らせを受けました。私自身が勤務医としての職務を全うした時期でもありましたし、伊藤先生は大学病院勤務時代の直属の上司であり恩師でもありましたので、少々運命的なものを感じました。これまでの病院診療で培った小児科医としてのキャリアを、もっと身近な立場で、地域の子どもたちやそのお父さん、お母さんのお役に少しばかり立てることができるかもしれないと考え、医院を継承することを決心しました。

　その後の3か月、医院で診療のお手伝いをする中で、当初病院診療との違いに少し戸惑いを感じておりました。しかし最近、お子さんの病気の診療は当然のことながら、育児、養育に力を注がれているお父さん、お母さんのよき相談相手となり、また予防接種、健診などを通して子どもたちの健やかな成長をともに見守っていくこと、これらがこれからの私の役割として少しずつ体感できるようになってきた気がします。

　新たな院長としては少々年季が入っておりますが、初心に返り、開業医として再スタートいたします。前院長の掲げられた「ドアを開くとホットできる空間が広がり、お子さんが笑顔になれる、元気な子どもがますます輝く笑顔になれるようなホット・スマイル・クリニック」に少しでも近づき、皆さまから信頼される医院になりますよう、スタッフ一同努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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